網走プレミアムビール
現在、北海道宗谷地方にはブルワリーが無い事から、日本最北のビールは北緯44度の網走という事になります。
このマイクロ・ブルワリーは、流氷をイメージした水色や、知床の自然を表現した薄緑、ハマナスの果実をロゼワインの様な物等が製造(発泡酒)されています。
プレミアムビールの裏ラベルを見ると、ピルスナーではなくとの解説があります。
なるほどでは少し拘った意味のプレミアム命名で、上級ピルスか・・・と思って購入。
食事の時に開栓すると???香りがあるな。軽い濁りもあるので、酵母濾過していないタイプに見えます。謎なビール。
ラガービールと思っていたのが、なんだか釈然としません。そこでブルワリーに直接聞いたところ、この商品は濾過しておらず、エールビールであるとの事。
ならばエールビールと書けばいいのにと思いましたが、『普通のピルスナーではなく云々』と解説するのも一般大衆には特別なという意味が、解り易いかもしれません。日本最北のエールビールを見つけました。水は東藻琴山湧水を使用しているそうです。
網走ビール館のプレミアム、ホワイトエール
ゴールデン・エール
網走川に隣接した網走ビール館を訪問すれば、食事と生ビールを楽しめ、道内産の和牛も提供されています。
レストランでの生ビールの提供は、プレミアムとホワイトレール等の他、大手サッポロも提供しています。
管理人訪問時は黒や赤、その他緑といったものはメニューに出ていませんでしたので、未体験です。地元網走では、お寿司屋さん等の飲食店でも此処のビールは提供されています。
ビール館でいただいたプレミアムは、生のせいか色が瓶の物より濁りも淡く見え、清涼感があります。
ホワイト・エールという商品は、2016年に販売されました。網走の小麦を使った物だそうです。濁りが少しあり、白ビールヴァイツエンを意識した物に感じます。麦芽化された小麦だけではなく、生小麦も使用している事で、ヴァイツェン風の味わい。
しかし、多分小麦の配合が少ない事と、ベルギー風にコリアンダー種子とオレンジピールを添加しているとの事でホワイトエール。ヴァイツェンとは名乗っていません。
地元の方は何れにしても、個性的なオリジナル生を二種類楽しめるので、うらやましい事です。
2018年4月に新商品ゴールデンエールが発売されました。網走産二条大麦とドイツ麦芽等のブレンド。
ANA利用の折、機内サービス(有料)で提供があると知り、いただいてみましたが、良い感じに仕上がっていますね。
おつまみ付きで販売。
羅臼程メジャーではないのですが、4~10月初旬頃迄、海上が安定している場合のみホーエールウォッチングの船が出る事があります。
野生動物なのでいつも見れるという確約はありません。しかし、出会えたらいいですね。
オホーツクビール(北見)
冬季オリンピック・女子カーリングで活躍したチームがロコソラーレ北見、今や全国に知られた北見市(約12万人)、人口は網走市の3倍強。
当地発祥オホーツクビールは、ドイツビール法に準じた国内最初認可の地ビール。その殆どは地元で消費されるというのも、ドイツのマイクロブルワリーの様です。
因みに、越後ビールが国内で最初の地ビールと聞いていますが・・・という質問に、『営業はあちらが先ですが、認可は手前どもが先になります』との事でした。何れにしても先駆者ですね。
無濾過と濾過の二種類を提供。道内産の二条大麦メインに、ホップはチェコとドイツの物を使用。店内限定生ビールは全て道内産というビールもあります。
濾過されたエールとピルスナーははいただいていませんが、無濾過の物はそれぞれ個性があって楽しめるので、北見市民がうらやましく思えます。蝦夷鹿のハンバーグは定番メニュー、違和感ののない味付けでおいしくいただきました。
スタウトは本場並みのプレミアムタイプアルコール10%オーバーの物ではないので、『ライト』と謳っているいるところが、提供側の正直さが感じられます。
大雪地ビール館
旭川駅からほど近い所にあるレンガ造の社屋兼レストラン。近くにサッポロビールのビーアホールもあり、市民にはややこちらの方が人気?。金土19:00~は、一寸したエンターテーメントがあります。
銘水を使用したせっかくの地ビールも、保存の為か濾過されているので、個人的感想になりますが黒岳以外は全体的に余り個性が出てきていないような気もしました。
酵母の濾過については作り手にも賛否両論があるようです。大きな都市の地ビールとなると、逆に大手ビールの味と番いすぎると、客足に影響するといった戦略的要因もあるかもしれません。
サッポロビールCLASSIC(北海道限定)
製造は大手の札幌ビールです。副産物を含まないドイツのビール純粋例に従った物で、古式制法の一つホッホクルツ製法(高温短時間)を採用という事です。発売以来好評、北海道地域限定で製造から3日以内出荷という物も出ています。
生もそうでしたが、缶ビールでもどこかのドイツビールだと云われても通るような感じはします。解説を読んだせいかもしれませんが・・・・。ビール離れという昨今、毎年売り上げを伸ばしているというこの銘柄。多くの支持を集めているという事ではないかと思います。
道内限定というなのですが、本州でも北海道産業展などの催しで、会場限定販売で紹介されているようです。
キリン&サヒ北海道限定生ビール
両者とも副原料を付加したビールで、いずれも道内生産限定品。消費者心理をくすぐる限定品という物にはどうも惹かれる傾向があるようです。という管理人も同様です
。
キリン一番搾りはコメが付加されているとの話。鮮度の良い生ビールのせいか、すっきりした飲み心地。和食との相性が良さそう。又、2016年5月から47の各自治地体向けに異なる一番搾りを作るとの発表がされています。
対してアサヒ生はホップが前面に出ている感じなので、肉等のコッテリ系の料理向きかなとと感じました。東都でいただく両者の物ともやや異なる気がしますが、それは管理人だけの思い違いかもしれません。
〒208-0013
東京都武蔵村山市大南3-134-15
TEL.042-563-8967